長ければ長いほどいいの?「発酵・熟成」の期間の秘密
「植物生まれの酵素」の発酵エキスは、2年間じっくり発酵・熟成させてつくっています。この発酵と熟成の期間が、長ければ長い方がいい・・・そんな風にお思いではないですか?
今回のこうそひろばでは、意外と知らない、発酵と熟成の“期間”についてご案内いたします。
そもそも発酵と熟成の違いって?
違いは、微生物が関わっているかにあります。
微生物の働きで新たな成分を生み出している状態が「発酵」。自身の酵素で分解を行うことが「熟成」です。お酒の場合にたとえると、アルコールを生み出すのが発酵で、美味しくするのが熟成になります。
詳しくはこちら⇨「発酵と熟成の大きな違い」へ
重要なのは、期間でなく「条件」なのです。
発酵エキスづくりで重要なのは、期間でなく「条件」なのです。
発酵すると、微生物のおかげで様々な成分が生み出されますが、ピークを過ぎるとだんだんと減っていきます。さらに、植物や果物など、素材によって最適な発酵・熟成期間があるため、それぞれに合わせた方法を行うことが大切なのです。
最適な条件のもとで発酵・熟成を行い、最もいい状態になるまでの期間が適正な期間。つまり、長さではなく、条件が重要なのです。
植物生まれの酵素は、発酵熟成の条件にこだわっています
植物生まれの酵素は、素材が発酵しやすいよう、カットしてから黒糖とともに樽の中に漬け込んでいます。その後、1次発酵として、樽のまま1年間自然発酵させます。さらに樽を移し替えて1年間、2次発酵を行います
それぞれの素材が一番よく発酵熟成されるのが2年。最適な期間で作っているのです。
- A:たなおろし
- B:ひやおろし
- C:もみじおろし
こたえ:B
ひやおろしは、冬に搾られた新酒が悪くならないように、春先に火入れして加熱殺菌します。その後、ひと夏の間、涼しい場所でじっくり寝かせることで、新酒の荒々しさがとれ、熟成されたまろやかな味になるのです。