それってどうして?植物生まれの酵素が、発酵エキスを加熱しないワケ
植物生まれの酵素は、発酵エキスに熱を加えないようにするため、フリーズドライ製法を採用していますが、ナゼ“熱を加えない”ことにこだわっているかご存じでしょうか?今回のこうそひろばでは、そのワケを分かりやすくご説明します。
酵素の正体、それは「たんぱく質」
酵素の主成分はたんぱく質でできています。
酵素には、体内にある酵素と食物に含まれる酵素があり、発酵食品には、この食物自身がもつ食物酵素と、発酵によって微生物から生み出される酵素が入っています。
加熱はNG!酵素はとってもデリケートなのです
酵素の主成分はたんぱく質であるため、加熱すると変性してしまいます。
卵の白身は生の状態では透明で加熱すると白く固まりますが、これと同じでたんぱく質である酵素も加熱により変性し、活性を失ってしまうのです。
- A:真空状態にする
- B:天日干しにする
- C:電子レンジに入れる
こたえ:A
フリーズドライとは、凍らせた食品を真空状態にして水分を一気に蒸発させる「凍結乾燥」とも呼ばれる乾燥製法です。
日本には1960年代から少しずつ浸透し始め、インスタントコーヒーの登場と即席麺を中心に、爆発的に広まりました。