お祝いの席や贈りものとして選ばれる「惣花」が、平成から令和へ新しい時代の幕開けとなったいま、大きな話題を呼んでいます。そこで今回は“幻の酒”とも呼ばれた「惣花」の歴史や、気になるお味をご紹介しますので、ぜひご覧ください!
惣花ってどういう意味?
「惣花」とは、もれなく祝儀を振る舞う習慣を呼んだもので、転じてすべての関係者に利益と愛を与えることの意味に用いられるおめでたい言葉。結婚式やパーティーの席での最初の乾杯にもピッタリです♪
酒造りに理想的な【
日本酒の主原料は米と水で、成分の80%近くが水です。つまり、おいしいお酒をつくるためには良い水が必要不可欠。日本盛の酒造りでは、兵庫県六甲山系を水源とする「宮水」が使われます。 お酒の発酵に必要とされるリン・カルシウム・カリウムを豊富に含む日本国内では硬度の高い水で、 人工的に同じ成分のものは作れないといわれており、神秘の水といえます。
「惣花」は、純米酒の味わいと吟醸酒の香りのバランスを極限まで追求したお酒です。10度前後に冷やしてお飲みいただくか、常温でそのままでお飲みいただくと、フルーティーな味わいを楽しむことができます。
また、沸騰する直前のお湯に徳利を浸し、徳利の底を指で触れられるぐらいの“ぬる燗”で飲めば「惣花」のふくよかな風味を堪能することができますよ。
女性が多いスタッフの間でも
「飲みやすい♪」と好評です!
・クセがなくさっぱりとした味わい。
・後味がスッキリしていて飲みやすい。
・正直、日本酒はあまり得意ではないですが、惣花は美味しく飲めます。
和食だけでなく
色んな料理に合います!
・意外とチーズに合う!
・日本酒といえば和食、というイメージがありますが、洋風のお料理にもピッタリですね。
・ちょっとしたおつまみでも、惣花があると華やか。
「惣花」の歴史は古く、江戸時代末期に丹波杜氏流の酒造法を考え出した名醸家・岸田忠左衛門が極意の酒として完成した銘酒です。惣花だけの特別な酵母を使用するため生産量は少なく、戦時中の物資統制などもあり、かつては『幻の酒』とも呼ばれました。 また、大変なお酒好きで知られる幕末の土佐藩主・山内容堂公や明治天皇に格別のご愛顧を賜ったという話もあります。