化粧品の正しい処分方法|環境に配慮したコスメの捨て方

お役立ちコラム

使い切れなかった化粧品や、古くなってしまったコスメは、どう処分するのが正しいのでしょうか。実は、流しやトイレに中身をそのまま捨ててしまうのは環境汚染につながる可能性があります。また、容器やスプレー缶も正しい方法で分別しなければ、事故やリサイクルの妨げになることも。今回は、「化粧品の処分方法」をわかりやすく解説し、環境にもやさしい選択肢をご紹介します。

スタッフ紹介

村上 (コスメコンシェルジュ)

夕方になると肌が乾燥するのが最近の悩み。スキンケアはなるべく時短を心がけています。

中身の処分方法

まず大切なのは化粧品の「中身」と「容器」を分けて考えることです。

液体やクリーム類

→ 新聞紙やティッシュに吸わせて袋に入れて、燃えるゴミへ。

パウダー類(アイシャドウやフェイスパウダーなど)

→ 飛び散らないよう小袋にまとめて燃えるゴミへ。

洗面台やトイレに流してしまうと、化粧品に含まれる油分や成分が下水処理で分解されず、川や海に流れ出て環境汚染の原因になるほか、配管の詰まりや悪臭の原因になることもあります。

容器の処分方法

中身を処分したら、空になった容器も正しく分別しましょう。

プラスチック容器やチューブ

→ 中を拭き取って「プラごみ」または「燃えるゴミ」へ。

ガラス瓶やジャー容器

→ 中を洗ってから「資源ごみ」へ。

スプレー缶(ヘアスプレー・制汗剤など)

→ 必ず中身を使い切り、穴を開けて「缶ごみ」へ。

ゴミの分別はお住まいの自治体のルールを確認して、処分してください。

まだ使える化粧品はどうする?

お土産などでいただいたものの、自分にはちょっと色が合わないかも・・・ストックがたくさんあって、使い切れそうもないこのような理由で未開封・未使用の化粧品は、寄付団体を通じて再利用も可能です。ただし少しでも開封している化粧品は、衛生面から廃棄をおすすめします。

捨て方ひとつで環境への影響は大きく変わります。今日からでもできることは、新聞紙に中身を吸わせること、容器をきちんと分別すること、そして可能ならリサイクルを活用すること。ぜひお手持ちのコスメを見直して、正しい方法で処分してみてくださいね。

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